上棟のとある風景

近年平屋の人気が高まっておりますが、弊社でも平屋のご相談を多くいただきます。
春先にも平屋の上棟を迎えましたが、その風景で特に美しいと思う風景のひとつに屋根を支える「垂木」が一斉に並んだ瞬間があります。

柱や梁が組みあがっていく様子が上棟の目玉ではありますが、平屋ならではの奥行きのある水平に伸びた屋根にヒノキの垂木がすべてかかった瞬間もこれまた壮観です。
しかも、このあとすぐ瓦の下地となる野地板、ルーフィング(屋根用の防水シート)が敷かれて、上からは見えなくなってしまうので、意識してみていないといつのまにかこの風景は見逃してしまいます。いつまでも眺めていたい…

軒先で化粧で垂木を見せる納まりをすることもありますが、普段隠れてしまう屋根の下地にも沢山の木材が役割を持って支えてくれています。
そんな部材も意識して見てもらうと上棟の様子もまた違う面白さがあるかもしれません。